フリチラリア　ベルティシラータ(＝バイモユリ)　 (1球入) [Fritillaria verticillata var. thunbergii]

日本でもおなじみのバイモユリです。
暖地では比較的栽培が難しいと言われている
フリチラリア属にあって、性質も強く、
自生化に適しており、
乙庭でもとても魅力を感じている植物です。

春に40cm程度の花茎を立上げ、
緑みのあるクリーム色の渋い花を咲かせます。

細長く、輪生する葉は葉先がクルッと
丸まることが多く、その姿も美的です。

原種らしい、飾らない素朴さの中に
現代の感覚に非常にマッチする、
抑制の効いた美しさを具備し、
園芸植物として見ても
非常に鑑賞価値の高い植物です。

楚々としてたいへん渋カッコよく、
和的な感じの植栽にもよく合うのは
もちろんなんですが、
和的に使うと結構ありきたりなので、
ここはあえて挑発的に攻める
シェード植栽に使いたいですね。

迷彩葉のトリリウムや
アリサエマ属、
オダマキ　ビリディフローラや
セリンセ属の面々、
アンスリスクス　レイヴァンスウィング、
アシリウム　ゴースト
などとの組合せをぜひ試してみたいですね。

二味くらい違う日陰〜半日陰の植栽に
なりますよ　^^

フリチラリア属の球根は
夏の暑さに弱いイメージがありますが、
本種ベルティシラータは
半日陰〜日陰で管理すれば丈夫です。

実績としては、乙庭のある
酷暑地域の高崎市の乙庭で、
水はけよい日陰の地植えで概ね夏を越します。

属中でももっとも丈夫な種ですので、
ぜひ植えっ放しで放任管理したいものです。

地植えの場合は半日陰〜日陰で
水はけ・風通しよく管理すると
成績よいと思います。

1株だとあまり見映えがしない種です。
3球以上をまとめて植えると
自然な雰囲気が出て効果的です。

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学　名：Fritillaria verticillata var. thunbergii
科名等：ユリ科　耐寒性球根
花　期：春
草　丈：40〜50cm程度
お届けの規格：1球入袋